一般職の採用アウトソーシングの選び方:委託採用・派遣・自社採用の費用と向いているケース
一般職・若手ポジションを外注すべきかは、まずその人をどれくらいの期間使うかで考えます。長期で雇う予定の正社員なら採用代行が向いています(入社後に一度だけ支払い、平均で月給の1.5か月分から、入社しなければ費用なし)。短期、季節的、あるいはまだ決まっていない場合は人材派遣が向いています(毎月、給与・法定コスト・管理費を支払う)。人事に時間があり、求人も埋まりやすいなら、自社採用が最も安く済みます。
中堅・一般職の採用、何が難しいのか?
ここで言うのは、事務、カスタマーサポート、店舗スタッフ、倉庫・物流、製造ラインや技術員、工事アシスタント、営業アシスタントといった職種です。これらに共通する難しさは「応募者がいない」ことではなく、次のような点です:
- 量が多い:同時に何人も必要なことが多い
- 入れ替わりが激しい:補充しては辞め、また補充する。人事はずっと同じことを繰り返しています
- 応募は多いが、合格者は少ない:履歴書は多く集まっても、シフトや勤務地に対応でき、本当に出社してくれる人は少ない
- 面接の日程が組めない、内定を出しても入社しない:一般職の求職者はたいてい同時に多くの会社に応募しています
つまり外注の価値は主に、「選考、面接の調整、入社までの追跡」という最も時間のかかる部分を任せられることにあります。
3つのやり方を比較:自社採用、採用委託、派遣
| 自社採用 | 採用代行(採用アウトソーシング) | 人材派遣 | |
|---|---|---|---|
| 雇用主は誰か | 御社 | 御社 | 派遣会社 |
| 費用 | 広告費+人事の時間 | 入社後に一度支払い、平均で月給約1.5か月分から | 毎月:給与+法定コスト(約18%)+管理費 |
| 人が補充できなかった | 時間コストはすでにかかっている | 原則として無料 | 派遣しなければ費用なし |
| 人が辞めた | 採用し直し | 保証期間内の無償代替紹介(契約による) | 派遣会社が人員を補充(契約による) |
| 最も適している | 人事に時間があり、採用しやすい職種 | 長期の正社員、一度に複数の欠員、人事の手が足りない | 短期プロジェクト、季節性、長期で使うかまだ決めていない |
費用はどう比べる?1人分で試算
月給35,000台湾ドルのポジションを例にすると(以下は試算で、管理費は20%と仮定、実際は契約によります):
| 採用委託 | 人材派遣 | |
|---|---|---|
| 支払い方法 | 入社後に1回 | 毎月 |
| 金額 | 約 52,500 台湾ドル | 約48,300台湾ドル/月 |
| 自社雇用と比べて、余分に払う部分 | この52,500台湾ドル | 管理費 約7,000台湾ドル/月 |
ポイントは最後の行です。自社雇用でも派遣でも、給与と法定コストはもともと払うものです。派遣で余分にかかるのは毎月の管理費です。
52,500 ÷ 7,000 ≈ 7.5、つまり7〜8か月を超えて使う見込みのポジションなら、委託採用のほうが派遣より安く済むのが一般的です。半年未満の短期人員なら、派遣のほうが柔軟で、退職の手続きも不要です。
多くの企業は「委託料 vs 管理費」のどちらの数字が大きいかだけを比べますが、本当のコストは採用ミスと、採用してもすぐ辞められることです。だから価格比較だけでなく、保証期間と補充条件を必ず確認しましょう。
どんなときに採用をアウトソーシングすべきか?
- 人事担当が1〜2人しかいないのに、給与計算、労工保険・健康保険、社員研修も担当している
- 多くの求人を同時に出している:どれも自社で選考し、自社で日程調整しなければならない
- 入社期限がはっきりしている:新店舗のオープン、生産ラインの稼働開始
- 離職率が高いので、保証期間内の代替人材が欲しく、毎回ゼロから始めたくない
逆に言えば、求人に十分な魅力があり、年に数人補充するだけで、HRにも時間があるなら、自社で採用すれば十分で、外注は必要ありません。
外注先を選ぶ前に聞くべき5つの質問
- いつから料金が発生するか?入社時にだけ請求するのか、契約時に一部を先に請求するのか?
- 保証期間はどれくらいか?候補者が保証期間内に退職した場合、どう補充するか?
- 候補者を送る前に、誰が選考したのか?履歴書を転送しているだけなのか、それとも事前に電話や面談で確認しているのか?
- 最初の候補者はいつ届く?
- 進捗はどう報告されるか?どのくらいの頻度で更新され、各候補者がどの段階で止まっているか見えるか?
外部委託でも守るべき法規
- 給与は開示が必要:経常的な給与が4万台湾ドル未満の求人は、給与範囲を公開表示または告知しなければなりません(台湾の就業服務法第5条第2項第6款)。中・初級のポジションの多くはこの範囲に入ります
- 年齢や性別などの条件で選別してはいけません:外部委託しても同じく守る必要があります(台湾の就業サービス法第5条第1項)。要件は「シフト勤務に対応できる」「フォークリフトの資格が必要」のように、業務上の条件そのものとして書きます
- 派遣人材を事前に面接して指名することはできない:派遣先は、派遣会社と派遣労働者が契約を結ぶ前に、面接したり特定の人を指名したりしてはなりません(台湾・労働基準法 第17条の1)
よくある質問
採用代行と派遣の最大の違いは?
雇用主が違います。採用委託で見つけた人はあなたの会社の正社員です。派遣労働者の雇用主は派遣会社で、あなたの会社は「派遣先」です。費用面では、採用委託は入社後に一度支払い、派遣は毎月支払います。
一般職・若手ポジションでもヘッドハンターを使える?
可能です。今では多くのヘッドハンティング・採用コンサルティング会社が、エグゼクティブ職に限らず正社員の委託採用を行っています。一般職の料金は通常、月給を基準に計算されます。
採用代行で採用した人がすぐに辞めてしまったらどうする?
依頼前に保証期間を取り決め、保証期間内に退職した場合は通常無料で補充します。実際の条件は契約によります。契約前に必ず確認してください。
複数のポジションをまとめて依頼したら、料金は交渉できる?
できます。求人数、職務の難易度、契約期間はいずれも料率に影響するので、相談の際にニーズを一度にまとめて伝えていただくのが最も見積もりやすい方法です。
どれが自分に合うかわからない方へ
職名、人数、給与帯、どれくらいの期間必要かを教えていただければ、コンサルタントが3つの方法のコストを比較し、どれが合わないかもはっきりお伝えします。
LINEでコンサルタントと話す関連記事:企業向け採用委託プラン · 人材派遣の費用はどう計算する? · 人材派遣の法的リスク · 大量採用はどう進める? · ヘッドハンティング・採用代行・派遣の徹底比較表
